労働保険料の支払いもクレカでOK!フリーウェイ請求書カード払い最新対応を詳しく解説【資金繰り改善の決定版】


「フリーウェイ請求書カード払い」が労働保険料納付に対応、中小企業の資金繰りを後押し
フリーウェイフィナンシャル株式会社は2025年9月19日、請求書カード決済サービス「フリーウェイ請求書カード払い」が労働保険料の納付に利用できるようになったと発表しました。これにより法人はクレジットカードの決済枠を活用し、実際の引き落とし日まで支払いを先送りできるため、手元資金を最大60日温存できます。中小企業の短期的なキャッシュフローを改善する新たな選択肢として注目が集まっています。プレスリリース
労働保険料とは
労働保険料は労災保険と雇用保険を合わせた保険料で、労働者を一人でも雇用する事業主に納付が義務付けられています。賃金総額と保険料率で算定され、年1回の概算・確定申告と分割納付が基本ですが、期日が集中するため資金繰りを圧迫しやすい費目でもあります。厚生労働省サイト
カード払い対応がもたらす三つの効果
今回の対応により①支払サイトの延長(最大60日)②ポイントやマイルの獲得③資金用途の自由度向上という三つの効果が期待できます。とりわけ社会保険料と並び負担が大きい労働保険料で使える点は、期末にまとまった支出が生じる企業にとって大きなメリットです。プレスリリース
サービスの主な特徴
- 初期費用・月額利用料は0円
- カード決済手数料は2.7%(非課税)
- VISA・Mastercard・JCBの法人カード/デビットカードに対応
- 面倒な書類審査は不要、最短即日で振込
- 社会保険料・家賃・仕入代金など幅広い請求書にも利用可能
- Web完結で登録から数分で利用開始
労働保険料カード納付の流れ
- 支払先「厚生労働省(政府口座)」宛ての納付書をPDFでアップロード
- 決済したいカード情報と振込予定日を入力
- フリーウェイ側が立替振込を実行(最短即日)
- 利用者はカード会社の支払日にまとめて返済
これにより、納付期限を守りつつ支払負担を数週間先送りできるため、他の仕入や人件費に資金を振り向けられます。
費用とスケジュールのイメージ
たとえば納付額が100万円の場合、手数料は2万7,000円(2.7%)だけ。カードの締め日が月末、引き落とし日が翌月25日の場合、実質最大約55日間の猶予が得られます。銀行融資やファクタリングと比べて利息や追加手数料が抑えられる点も魅力です。プレスリリース
中小企業の資金繰りをどう変えるか
支払猶予で確保したキャッシュは、在庫の積み増しや広告投資など成長投資に回すことができます。また、手数料が経費計上できるため実効税率分の負担減も期待でき、資金繰りの安定化と利益率向上の両立が可能です。
利用時の注意点
カード枠を超える高額納付には利用できない場合があります。納付金額が大きい企業はあらかじめ利用可能額を確認しましょう。また延滞金の発生を防ぐため、納付期限の3営業日前までに申し込むと安全です。反社チェックなど所定の審査で利用を断られるケースもあり得ます。
導入ステップまとめ
- ステップ1:公式サイトで無料会員登録
- ステップ2:法人確認書類と代表者身分証をアップロード
- ステップ3:労働保険料の納付書をPDF化し、決済申請
- ステップ4:メールで振込完了報告を受信
- ステップ5:カード会社の引き落とし日に残高を用意
登録から納付まで最短1日で完結するため、「今月の資金繰りが厳しい」という突発的な場面でも活用しやすい仕組みです。
さいごに
労働保険料は従業員を守るために欠かせない公的コストですが、一括納付となると企業の資金繰りを圧迫しがちです。フリーウェイ請求書カード払いのカード納付対応は、「納付期限遵守」と「手元資金確保」を両立できる現実的なソリューションといえます。今後は地方企業やスタートアップを中心に、さらなる導入拡大が見込まれそうです。

石井英治
資金調達アドバイザーとして企業・個人の資金繰りのサポートを行う。モットーは「資金調達は安全で信頼できるサービスを選べ」。業界歴25年。