最短即日!最大60日後払いを実現するlabol(ラボル)カード払い徹底解説【手数料3%〜で資金繰りを救う最新サービス】

石井英治 請求書カード払い
labolカード払いを活用した資金繰りのイメージ。現代日本の都市背景の中で、ビジネス取引の活発さを抽象的に表現しています。

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labolカード払いとは?

labol(ラボル)カード払い」は、クレジットカードが使えない取引先へラボルが立替振込を行い、利用者はカード会社への支払日まで資金繰りを先延ばしできるBtoB/Sole-Pro向け決済サービスです。請求書に指定された口座へ最短即日で振込が完了し、カード会社への支払まで最長60日の猶予が得られます(支払サイトはカードブランド・締め日に依存)。東証プライム上場セレスの子会社・株式会社ラボルが運営し、2022年12月にサービス開始、2024年10月にはUCカードとの業務提携により個人事業主宛て支払にも対応しました。公式サイトUCカード提携プレスリリース

仕組みと利用フロー

会員登録後、Web上で請求書PDFや振込先情報をアップロードすると、AI与信が自動審査。承認されると24時間365日ラボルが振込を実行し、決済金額+手数料が後日カード会社から一括請求されます。実際の流れは次の通りです。

  1. 無料会員登録(本人確認・カード登録)
  2. 振込依頼と請求書アップロード
  3. AI審査(最短30分)
  4. ラボルから指定口座へ振込
  5. カード会社から利用者へ請求(翌月〜翌々月)

手数料・支払条件

サービス利用料は決済額の3.0〜3.5%(JCBブランド利用時3.5%)のみで、月額・初期費用は不要です。口座振込手数料はラボル負担。カード会社への支払日は各社の締め日に準じるため、一般的な末締め翌月26日払いカードなら最大約60日のキャッシュフロー改善が可能です。プレスリリース

活用シーン

  • 現金振込が必須の家賃・オフィス賃料をカード決済へ置き換え
  • 広告費・仕入代金など急な大型経費発生時の資金繰り調整
  • 繁忙期に増える外注費やフリーランス報酬の支払
  • 季節変動によるキャッシュフローギャップのブリッジ資金として
  • 法人カード発行が間に合わないスタートアップ初期の短期運転資金

メリット

  • 最短即日振込でチャンスロスを回避
  • 借入ではないため信用情報や負債比率に影響しない
  • カードポイント・マイルが貯まるため実質コストを圧縮
  • Web完結で書類提出が少なく、土日祝も利用可能

デメリット・注意点

・手数料3〜3.5%は短期借入利率換算で年率30%近くになる場合があり、長期連用は割高です。
・カード会社の利用枠を消費するため、高額決済時は枠不足に要注意。
・振込名義は「ラボル」名義または指定名義となるため、取引先条件によっては支払ルール変更届出が必要です。

対象ユーザーと利用条件

日本国内の法人・個人事業主
・本人確認書類(運転免許証等)および国際ブランド付クレジットカードが必須
・利用可能額は審査により1万円〜上限数千万円まで変動
・資金用途は事業費用限定(税金・公租公課等は不可)

最新動向と提携情報

2024年10月のUCカード連携により、従来不可だった個人事業主宛て振込が解禁され、利用範囲が拡大しました。また2024年11月にはネットプロテクションズと提携し、与信ノウハウの共有で審査通過率向上を図っています。今後もカード会社・決済事業者との連携によるブランド拡充が見込まれます。提携リリース

導入手順

  1. 公式サイトから無料会員登録
  2. カード情報と本人確認書類を登録
  3. マイページで振込依頼フォームを入力
  4. 審査結果通知後、即日振込
  5. カード会社からの請求に合わせて口座引き落とし

よくある質問(FAQ)

Q:上限額はどう決まる?
A:ラボル独自のAIが取引履歴・カード枠・事業規模などを評価し可変与信を設定します。利用実績を重ねると上限が拡大するケースが多いです。

Q:税金や社会保険料も決済できる?
A:現時点では事業経費のみが対象で、税公金は非対応です。

Q:分割払いやリボは使える?
A:カードブランドごとの規約に準じ、1回払い請求後に分割・リボへ変更できるかは会員自身のカード機能に依存します。

まとめ

labolカード払いは、振込しか受け付けない取引先への支払をカード化し、最大60日間の資金繰り改善を実現する新しいBtoB決済手段です。手数料3〜3.5%というシンプルな料金体系と即日振込の利便性により、特にキャッシュフローの波が大きいフリーランスや中小企業にとって短期ブリッジ資金として有効です。一方で長期的な資金調達には割高となるため、銀行融資や補助金などと併用しながら賢く活用することがポイントです。

経理担当が知っておきたい法人アカウントの実務ポイント

2023年9月19日に公開された公式リリースでは、従来フリーランス主体だった「labolカード払い」に法人アカウントが追加されました。管理者はダッシュボード上で最大100名まで担当者を招待でき、1枚のビジネスカード情報を安全に共有しながら振込申請が可能です。申請内容はリアルタイムでログに残るため、部門をまたぐ支払状況を一画面で把握できる点が特徴です。また、24時間365日対応のオンライン審査により、最短60分で振込が完了するフローは個人向けと同じスピードを維持しており、月末や繁忙期でも経理の残業を抑えられます。

  • メンバーごとに権限設定ができ、承認ワークフローも自動化
  • CSVエクスポートで会計ソフト(freee会計・マネーフォワードクラウドなど)に即連携
  • カード情報はトークナイズド保管。PCI DSS準拠で改正個人情報保護法にも対応

限度額・手数料・支払サイクルの最適化

法人向けアカウントの利用料は初期費用・月額とも無料同リリースによれば決済手数料は3〜3.5%で、サービス側の利用枠は設けず「カード自体の与信枠」をそのまま使えます。締め日が毎月15日のカードを想定すると、15日に決済した場合は翌月10日請求+labolの最長60日先延ばしが作用し、実質最大約85日間キャッシュアウトを遅らせられる計算です。社会保険料やオフィス賃料など金額の大きい固定費を織り込むことで、運転資金の余裕日数を伸ばし、突発的な外注費にも柔軟に対応できます。

  1. 締め日後にカード決済→翌月請求→翌々月支払で資金繰りを平準化
  2. 高額仕入は銀行振込をカード払いへ置換し、仕入与信を補完
  3. 経費計上と支払実行を分離し、月次PLを先行把握

ネットプロテクションズとの提携がもたらす信用補完

2024年11月22日の業務提携発表で、ラボルは後払い大手「NP掛け払い」を運営するネットプロテクションズと連携しました。NP独自のスコアリングが加わることで、個人事業主を含む買い手企業への与信通過率は99%※まで向上。売り手側に対しては未回収リスクを保証し、請求書発行から代金回収までもワンストップで代行されます。

  • 利用者は「labolカード払い」で支払期日を延ばしつつ、売上側ではNP掛け払いで入金確度を高めるツープラトンが可能
  • ファクタリング・後払い・カード決済の3サービスをワンブランドで横断利用
  • 資金調達コストを抑えたまま、売掛・買掛双方のリスクを圧縮

こうした相互補完により、黒字倒産を防ぎながら事業拡大に挑む中小企業も、バックオフィスを増員せずにキャッシュフローを最適化できます。

記事ライター

石井英治

資金調達アドバイザーとして企業・個人の資金繰りのサポートを行う。モットーは「資金調達は安全で信頼できるサービスを選べ」。業界歴25年。
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